前回おすすめブランドをザっと紹介しましたが、各社の詳細＆代表作＆おすすめを紹介していきたいと思います。
まずはスコッチグレイン（SCOTCH GRAIN）さんから。
スコッチグレインさん公式サイト、当記事の画像などは公式サイトからの引用です。
会社の成り立ち
東京は墨田区に本社を置くヒロカワ製靴さんが展開するブランドがスコッチグレイン。
自社工場での一貫生産により、質の高い『グッドイヤーウェルト製法』の靴を作り続けています。
創業は1964年、それから靴作り一筋の会社です。
木型も全て自社生産、ソールもオリジナルでレザーソールから樹脂ソールまで複数持たれています。
代表作
同ブランドの代表作といえばインペリアルプレスティージでしょう。
同社の技術力の結集とも言える製品であり、甲革はヨーロッパ製のアリニンカーフ、底はオイルをしっかり含ませたソールです。ヒールの角をカットしている（カットヒール）ので履き始めの引っ掛かりもありません。
現物を見ると質実剛健ではありますが色気のある靴です。
このグレードで価格は税込み66,000円、内容を考えると絶対に高いとは言えません。
おすすめの一足
おすすめのシリーズといえばオデッサシリーズで良いですね。
Eワイズの木型（ちょっと細め）であり、非常にフィット感が高いシリーズです。
スコッチグレインさんは踵の立体感がちょっと緩めなので、そこまでギチギチって感じではありません。
私も同型の内羽ストレートチップを10年以上履き続けていますが、履き始めは結構痛いぐらいのサイズ感でした。
今では羽が閉じてしまうぐらいのサイズ感になっています、それぐらい履いている人の足に馴染んでいきます。
甲革はヨーロピアンボックスでソールはトップゴムレザーソール。
磨けばしっかり光る革であり、ソールも減りやすいつま先にゴムが取り付けられているので安心です。
これで価格は48,400円（税込み）です、満足感は高いですよ。
その他のおすすめシリーズ
幅広じゃないとダメな方には『アシュランスシリーズ』があります、EEEワイズであり結構楽に履くことが出来ます。
雨の日を考慮される方には『シャインオアレインシリーズ』があります。こちらは撥水対応の甲革を使い、ソールもグリップ力の高い合成底。EワイズとEEEワイズの両方用意されています。
他にもローファーやチャッカブーツ、スエードのシリーズもあります。
非常に幅の広いラインアップであり、好きな形が見つけられると思います。
カジュアルラインもあるのですが、いまいち食指は動かないです。。。
買える場所
直営店は東京に2店舗（銀座本店、ソラマチ店）と大阪に1店舗（大阪店）です。
アウトレットモールへの出店もされています、掘り出し物に出会えることが出来ます。
各地のメイン百貨店の紳士靴売場でも販売されています。
公式オンラインショップもあります、良くできているサイトです。ただ、絶対に一度は試着することをオススメします。上記店舗のどこかで興味のある靴を履いてみて、どのシリーズの木型なのかをメモしておくべきです。
木型とサイズが把握できているのであればオンラインショップでの購入で問題ありません。
毎年お正月には『福箱』を販売されています、とてもお得なのですがストレートチップ以外が欲しい方には対象外になってしまいます。
修理について
グッドイヤーウェルト製法なのでソール交換が可能です。
従来は匠ジャパンという別会社で対応されていたのですが、つい先日公式リペアストアがオープンした様子です。
純正パーツを使用して修理されます。その他の不具合も一気に解消されるはず。
なにより自分に合った靴を蘇らせるのは楽しいですよ。
まとめ
国産ビジネスシューズの代名詞ともいえるスコッチグレインさんの紹介でした。
適度なメンテナンスをすれば本当に長く履ける靴です、私も4足持っていますが本当におススメできます。
シャインオアレインのEワイズ、珍しく外羽のストレートチップがありますね、以前にはなかった気がします。ボーナスで買っちゃおうかな♪
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