シャツやパンツなどを買おうと思い色々見ていると、生地による違いって結構ありますよね。
使っている材料に依るところも多いですが、一番は『織り方』の違いなんです。
気にして色々調べていると面白いですよ。
個人的な備忘録も兼ねて、代表的な織り方についてまとめていこうと思います。
まず最初は【平織】です。
1. 平織とは?織物の基本を知ろう
「平織(ひらおり)」は、織物の基本的な組織である「三原組織(さんげんそしき)」(平織、綾織、朱子織)の中で、最もシンプルで基本的な織り方です。
- 組織の仕組み:経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を、1本ずつ交互に浮き沈みさせて交差させます。最も単純な構造であり、出来上がりの模様は左右対称になります。
- 組織図(イメージ):(経糸を黒、緯糸を白とすると)「黒白黒白…」「白黒白黒…」と、升目が交互になるシンプルなパターンです。

2. 平織生地の主な特徴
平織は、糸の交差する点(組織点)が多いため、以下のような特徴を持ちます。
- 丈夫で耐久性が高い: 糸の交差が多いため、地合いがしっかりとしており、摩擦に強く頑丈です。
- ハリとコシがある: 固く、しっかりとした風合いになりやすいです。
- 通気性が良い: 糸の交差部分に隙間ができやすいため、比較的通気性に優れています。夏物などに適しています。
- 裏表の差が少ない: 経糸と緯糸が均等に表れるため、生地の裏表が分かりにくいことが多いです。
- 厚地の織物が作りにくい: 糸の交差が多いため、綾織や朱子織に比べると、非常に厚手の生地を作るのには不向きです。
3. 平織の代表的な生地とその用途
シンプルな組織だからこそ、糸の素材や太さ、密度を変えることで非常に多岐にわたる生地が作られています。
| 代表的な生地名 | 主な特徴 | 主な用途 |
| ブロード(ポプリン) | 密度が高く、なめらかでさらりとした触り心地。シャツ地の代表格。 | シャツ、ブラウス、ワンピースなど |
| オックスフォード(オックス) | 経緯の糸を数本引き揃えて織る平織の一種。通気性が良い。 | シャツ、ブラウス、カジュアルウェア |
| 帆布(はんぷ)(キャンバス) | 太番手の糸で織られた厚手で非常に丈夫な生地。 | バッグ、エプロン、テント、資材 |
| ガーゼ | 粗く織られた薄手でやわらかい生地。 | ベビー用品、ハンカチ、医療用 |
| ローン | 細い糸を使った、薄手でさらりとした上品な生地。 | ブラウス、裏地、夏物衣料 |
| 羽二重(はぶたえ) | 絹を用いた平織で、軽く薄手で光沢がありなめらか。 | 着物の裏地(特に礼装用)、スカーフ |
| ちりめん(縮緬) | 強撚糸(強い撚りをかけた糸)を使用し、独特の「シボ」(凹凸)がある。 | 和装小物、着物 |
| ギンガム | 先染めの糸で、チェック(格子)柄を表現した生地。 | シャツ、ワンピース、雑貨 |
4. まとめ
平織は、そのシンプルな構造ゆえに、丈夫さと使いやすさを兼ね備えた万能な織り方です。普段私たちが身に着けているシャツやバッグなど、身の回りの多くの製品に使われています。
メンズ業界だと、主にシャツ生地で平織のものが多い印象です。
オックスフォードシャツなんかは皆さん好物ではないでしょうか?私は大好きです。
ブロード生地になると高級感が出ますよね、光沢が出てきますので。
服を選ぶときには【生地から選ぶ】というのも面白いことかと思います。



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